2010年1月23日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 高校受験が近づいてきましたね〜 公立受験は私立受験とは違って内申点も関係がありますが、私立受験は入試一発勝負なわけです。 これは提出物をきちんと出し先生に好かれていて成績レベルは中ぐらいの子が5(5段階評価)で、提出物を出さずとも賢い子が3だったりするわけです。 それが点数化されるわけですから、よく考えてみればヘンな話ですよね。 大学のセンター入試のように、公立高校であっても実力一本勝負にすればいいのにと思ってしまいます。

Aloha健: そうやな〜 俺は殆ど公立入試には関わったことがないけども、公立入試というのは生徒の学校での行いに依拠する部分も大きく、塾講師としてはどうにもできん部分が半分を占めるわけやからな。 

Y: そうですよね。 そういえば公立高校入試って私が中学生のときは3月半ばだったような気がするんですが、今年の高知県の公立高校入試は2月9日です。 早すぎませんか?

Aloha健: そうやねん! 今年も兵庫県の公立高校入試は3月12日みたいよ。 これはつまり高知の中三生が他府県の中三生より1ヶ月勉強をカットされてるようなもんなんよ。わざわざ勉強する時間を短くする意味がわからんわ。 しかも入試が早すぎる上にインフルエンザなどもあったから、今年の高知の公立高校入試は、高校入試数学目玉の「三平方の定理」が出題されんらしいよ! そんな入試、今まで聞いたこともない! 入試に出ない=勉強しないわけであって、そのまま高校にあがるわけやから高校の先生は大変やろうなと思うわ。 現実的な皺寄せは、全て高校の先生の負担になっていると思うで。 大学受験は全国の学生と実力のみで勝負なわけやから。

Y: ほんとですね。 あと塾の小学生に「学校では70点以下なんか取ったことないのに塾のテストは難しすぎやし!私20点台なんか取ったことないよ!」と言う子がいます。 しかしその塾のテストとは定着度を測るような極めて平均的な問題であり、思考力を問う問題ではありません。 なんで簡単な問題ばかり学校でしているのでしょう。

Aloha健: わからんな〜 余所者やから高知県への不満は言いたくないんやけど、謎な部分があるよな。  

Y: (自分だけ口を慎みやがったな) まぁ、私も高知県に不満があるわけではなく、教育に熱心な県と比較すると同じ子どもなのに不平等だなーと思ってるだけなんですけどね。 えへへ。 よほど子どもに自主性があり飛びぬけて賢くない限りは、せっかくの学力が伸びない可能性は高いだろうと痛感しますね。 

Aloha健: 学校のテストが余りにも簡単すぎると、100点を連発する子どもは「私って賢い」と思ってしまいがちやから、元々ある能力が上へ向かわず下に向かうよね。 井の中の蛙傾向に知らず知らずいってしまうというか。  

Y:  「井の中の蛙」だなんてキツい言葉ですね。

Aloha健: いやいやいや・・・・ 違うって!!! 学校の先生やって、いろんなレベルの子がいるわけやから、レベルを落としたテストをするしかしょうがない部分もきっとあるんや! しかも俺は、何より高校の先生だけはお気の毒な感じがするってさっきから言ってるやん! 皺寄せがそこにきてるわけやし! 高知に文句を言ってるわけちゃうでー アイラブ高知や! そこは分かってや!  

Y: (必死やな、ぷぷぷ) ほんとですかー? 

Aloha健: 違うって!!!!!! ほんまに違うわ!!!! 余所者やし、自分は高知で教育を受けてないし、本音が言いにくい部分もあるんや! 勘弁してや〜 

Y: ふーん、まぁ一応わかりましたよ。

Aloha健: そうか、そうか、よかったわ! 少しでも地域の方の教育向上に役立てることができるよう、頑張っていく所存です。 ほな、波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわー マハローさいならー! 

Y: (高校の先生、特に理系は大変やろな・・・)