2010年3月3日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 温かくなってきましたね〜 今日はひな祭りです。

Aloha健: そうやね〜。 春の息吹を感じるね! 何につけても期待感が高まってくるわ。  いろいろやりたいことにチャレンジしようかなという気分になってくるわ。 ノートに書き出してみようかな。

Y: そういえば健さんはあまりメモをとる習慣がないですよね。 記憶力に任せているというか。 例えば「〇〇と▲▲を■日にやらなくちゃ」というようなことをしっかり覚えています。 私など何から何までメモをとらないと忘れてしまうので驚きます。

Aloha健: それはメモした時点で「この記憶は忘れていい」と判断するから忘れるんやろうな。 俺はメモしたりしたら、そのメモをどこに置いたか忘れそうやわ。

Y: 記憶といえば、例えば英語構文は3つずつ覚えたら効率がよい、とか、寝る前にその日やったことを復習するとそのまま睡眠時間に突入するから記憶が新たに妨害されることがなく定着率がよい、とか、英単語を覚えてから1週間後ぐらいに再度覚えなおすと定着するとか、いろいろな記憶法がありますよね。 他にも、ミラーが7プラスマイナス2の範囲が人間の短期記憶の容量だとマジカルナンバーという論文で示したことは有名です。

Aloha健: まぁミラーの話はランダムな数字の羅列とかの記憶についてやけどな。 けどこの前「927463898」とか無意味な数字を言ってもらって自分が復唱するのが何桁までいけるのか調べてみたけど、たまに10桁いけるときもあるけれど、大概9桁が限度やったから、7プラスマイナス2は当たってるなぁと思ったよ。 

Y: (さりげに10桁とか言いやがって・・・) 私も試したことがありますが9桁が限度で10桁は無理でした。 あれは耳で聞き取るだけですが、目で見て覚えていいのならあと少し覚えられそうですよね。 

Aloha健: そうなのかなぁ〜。 記憶の能力自体って人によっての差はあまりないわけやん? そうやのになぜ記憶力の差があるんやろな〜。 

Y: そうですね。 記憶って不思議です。 例えば嫌なことや揉め事などを根に持つ人もいれば、あっけらかんとすぐに忘れる人もいます。 これは性格の問題とされていますが、もしかしたら記憶力も関係があるかもしれません。 人によってプラスなことを多く覚えている人もいれば、マイナスのことを多く覚えている人もいます。

Aloha健: 俺はプラスなことだけを覚えてるタイプやな! 

Y: (どこがや) やはり記憶ってあやふやですね・・・。 記憶があやふやだという例といえば、ロフタスとピクレルが「偽りの記憶」の実験をしています。 成人の被験者に子どものころの出来事を4つ提示して、それについて覚えていることを思い出してもらうという実験です。 その子どものころの出来事のうちの3つは被験者が実際に経験した出来事で、残りの1つは実際には経験しなかった出来事を混ぜておくわけです。 例えばショッピングセンターでの迷子とかよくありそうなことを混ぜておくと、実際には経験していないはずの出来事について、被験者の約4人に1人は何かを「思い出した」ということが報告されています。 さらに、もとのストーリーには含まれていない細部、例えば母親と再会したときの様子までも、思い出すのです。 創られた記憶というものがあるというわけですが、普通に生活していてそういうこともありますよね。 

Aloha健: 俺もいい波に乗れたときのことを「いい波に乗った」って何回も思い出してたら、どんどん脚色されていってるときとかあるもんなー。 

Y: 結局波の話になりますね。 これはどうにかなりませんか? いつもいつも波の話ばかりをして注意されているのに、注意された記憶は忘れるのですね。

Aloha健: ん? そういえば毎回注意されてるなー! あはは! ほな、波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわーと見せかけて、今日は我慢しよ。 マハローさいならー! 

Y: (どないしたんや)