2024年3月30日の対談



Y: 健さん、お久しぶりです。こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 今日の書籍紹介は、林真理子×山本淳子さんの『誰も教えてくれなかった源氏物語本当の面白さ』です。

Aloha健: 現在、NHK大河ドラマの「光る君へ」は紫式部が主人公だね。

Y: そうですね。 大河ドラマは「ドラマ」なので、いろいろ設定を変えることが可能です。脚本が大御所の大石静さんなので面白いドラマになっていますね。

Aloha健: 道長と紫式部が既知であったかは、二人とも幼少期の史料がないらしく定かではないらしい。だからそういう箇所が脚本家のアレンジ次第ってことやね。

  Y: ただ、観ていて違和感はたくさんあります。 平安時代っぽさが薄いということです。言葉も標準語が使われているので、平安時代のイメージがガラッと変わってしまいます。まぁドラマは楽しめたらいいので、それは置いといて・・・ 主題はこの著書です。

Aloha健: ふむ。 源氏物語といえば、希代のプレイボーイ光源氏の話、と皆知ってるよね。 源氏物語の漫画『あさきゆめみし』で読んだ人も多いやろうね。塾にも置いてある。

Y: 当時、「物語」は当初は女子どもが読むサブカルチャー的なものでしたが、男性にも1000年後のわたしたちにも読まれる傑作が誕生しました。古文を勉強している高校生は知ってると思いますが、源氏物語以降に書かれた物語はすべて源氏物語を踏襲しているといっても過言ではありませんね。

Aloha健: 紫式部と清少納言、という永遠のライバルについても気になるな。現代では「マウントを取る」という言い方をするけど、平安時代の女流作家もマウントの取り合いが激しかっただろうね。

Y: それもこの著書で触れられています。その他、気になることをいろいろ解決してくれる素晴らしい本でした。

Aloha健: 源氏物語を読んだことのない人は『あさきゆめみし』を1回読んでみて、内容を頭に入れてからこの本を読めばいいってことやね。ほな波が呼んでるし、マハローさいならー!

Y: (十二単衣を身にまとい、寝殿造を歩いてみたいものです)