2025年3月30日の対談



Y: 健さん、お久しぶりです。こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 今日の書籍紹介は、ジョナサン・ラウシュさんの『ハピネス・カーブ  人生は50代で必ず好転する』です。

Aloha健: 40・50代の人に突き刺さる題名やね。

Y: 仕事も私生活も割と順調なのに、漠然とくる不満や不安感や焦燥感を抱きやすいのがアラフィフ世代だそうですね。

Aloha健: 40代50代の自殺率は高いもんね。

Y: 社会的な成功者でも40代後半から50代前半にかけて息苦しさを感じるらしいです。これは各国共通で観察される現象だそうで、原因のひとつが自分と他人、そして理想の自分と現実の自分を比較してしまうからだそうです。

Aloha健: 十代に反抗期があるように、中年期には鬱々とした時期があるということか・・・

Y: ハピネス・カーブとは、縦軸に幸福度・横軸に年代を取ったグラフです。そのグラフでは幸福度が30、40代で下降し、50代から緩やかに上昇したU字曲線をとるとされています。「中年の危機」とは一過性のものなので、まわりのサポートしてくれるパートナーや友人と信頼関係を構築していれば、時間が経つと危機が去るということですね。

Aloha健: 50代は身体が衰え、風邪を引くと長引くようになり、体が思うようにいかず自分に失望したりあきらめを感じたりしがちになる。集中力も記憶力もなくなり、人生のピークが過ぎたと心底納得する時期で、このまま全面的に幸福度は下がっていくんだと思ってたわ。

Y: カーブの谷底は価値観の転換点であり、思春期と同様に自然で健全な心の変化に遭遇しているということだそうです。社会に対して異なる役割を担うための移行期間というわけです。本著では科学的な研究の裏付けも含めて、非常に励まされる内容が多く書かれています。50代から70代にかけて、幸福度は再び上がっていくという統計的な傾向が、国によって年齢は若干前後するものの、共通して見られるそうですよ。

Aloha健: ほー!なんか楽しい気分になってきたわ!! ほな波が呼んでるし、マハローさいならー!

Y: (桜見ながら寝転んで読むのに適した1冊ですね)