2009年4月13日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 健さんは、毎日サーフィンをするために移住しました。 そして実際に毎日サーフィンをしておられます。 なぜ飽きないのでしょうか?

Aloha健: う〜ん、なんで飽きないのかな。 一本波に乗ってはまた戻り、また波に乗るを繰り返しているだけやのにね。 波に乗っているときの快感をずっと追い求めているんやね。

Y: 毎日やっても飽きないことってそんなにないですよね。 食べることや寝ることなどの基本的欲求以外だと、どれだけ楽しいことでも、大概は毎日やると飽きると思いますが。

Aloha健: サーフィンはなかなか上達しないからね。 難しいから飽きにくいんやろな。 まあ毎日やってもまだまだ十年、二十年は飽きそうにないな。 ジェリーロペスがサーフィンは二十年を超えたらさらにそこからおもしろくなってくると言ってたわ。 移住してよかったなと思うことは、毎日寝るときに明日の波のことを思い浮かべてわくわくすることやね。

Y: へぇ、それはいい日常ですね〜

Aloha健: サーフィンのことを語ると止まらなくなるんやけど、もうちょっと語っていい? サーフィンが他のスポーツと違うのは海からパワーをもらえることなんよね。 いい波乗ったあとなんか体中にエネルギーが漲って、そのあと体の動きが俊敏になる。 サーフィンしたあとの部屋の掃除なんか、めっちゃ素早い動きで掃除機かけてるもんな。 

Y: それはそれはいいことですね。 海でパワー充電とかよく言いますもんね。 

Aloha健:そうそう。 だからサーファーはサーフィンをスポーツとは思ってないんよな。 海のすごいパワーを得られるから。 だからサーフィンするときは気分は「うっひょー」て感じやねんな。 ジョギングやテニスをするときに「うっひょー」じゃないやろ。 あとね、サーファーは毎日海を見にくるねんなー。 海がほんま好きやねん。 ゴルフをする人が毎日ゴルフコースを見には来ないやろ。   

Y:(熱くなってきてやがる) まぁ高校球児は甲子園のグラウンドに立って「うっひょー」かもしれませんが。 

Aloha健: それは野球から得られる「うっひょー」じゃないやん。 でもそういう「うっひょー」ていうのは大事やねー 毎日毎日「うっひょー」と思って生きていたらそれは最高の人生と言えるんちゃう? 退屈は現代人の病やからな。 現代人はネットしたりゲームしたり女の子のいる店に飲みに行ったりいい車買ってみたり、退屈を紛らすことに躍起になってるやんか。 でも真の「うっひょー」はそんなところにはきっと無いね。 真の「うっひょー」はもっと崖っぷちにあるんやと思うで。 

Y:(真の「うっひょー」って何やねん) えーっと、だから、サーフィンも生命を賭かるときもあるわけだし、真の「うっひょー」だかなんだかを体験できると健さんは言いたいわけですね。   

Aloha健: うん、Yさん さすが理解が早いね〜 茂木の健ちゃんは「アハ体験」が脳の活性化に大事やと言ってるがAlohaの健ちゃんは「うっひょー体験」が大事やと思うわけや。 ほな、波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわー マハローさいならー! 

Y: (茂木の健ちゃんって・・・友達か!)