2010年4月23日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 先日の20日はお誕生日だったそうですね。 おめでとうございます。 ところで今年でおいくつになられたんですか。 

Aloha健: ありがとう! 今年で40歳になったわ。

Y: よ、40歳ですか。 よく、かっこつけて、「俺、四十(しじゅう)になりました」とかって言う人いますけど、健さんが四十(よんじゅう)と言ってくれて安心しました。 ところで男性の平均寿命は80歳ぐらいですから、ついに半分が過ぎたということになるのですね。 

Aloha健: うん、普通やったら半分やね。 まあ俺は120まで生きる予定やから、まだ3分の1やけどね!

Y: (本気で120歳を目指してるんやな) まあ一般的には半分まで来たわけです。 若いころとくらべて、自分の中で変わってきたところはありますか。

Aloha健: そやね〜。 時間の使い方が少しましになってきたかな。 ぼ〜っとしてたら1日がすぐ過ぎてしまう気がするからね。 いろいろ計画的にできるようになってきたのかも。 そやけど子供のころや若いころはもっと1日が長く感じた気がするけどね。 

Y: そう感じるのは老化の現れではないですか、ひひひ・・・おっと失礼。 そういえば最近読んだ江戸時代の儒者、佐藤一斎の『言志録』の中にこんな一説がありましたよ。ちょっと読んでみてください。 

Aloha健: どれどれ、「人少壮の時に方りては陰を惜しむを知らず。知るといへどもはなはだしくは惜しむに至らず。四十を過ぎて以後、初めて陰を惜しむを知る。すでに知るの時は、精力漸く耗ず。故に人、学を為すには、須らく時におよんで志を立てて勉励を要すべし。しからずんば即ち百悔すとも、亦たつひに益無し。」 

Y:陰は時間のことですよね。 簡単に言うと、四十を過ぎて初めて人は時間を惜しむことを知るが、その時には心身の力が衰えているので、人が学問をするときには時間を逃さずにする必要があるということです。 

Aloha健: 若いころに時間を惜しんで努力をしないと、四十ぐらいになって後悔しますよっていう意味やん。 なんやねん、後悔させるような文章を紹介してきて・・・ 

Y: 佐藤一斎の言ってるように、若いときには時間を惜しむことはできないとありますから、どのように生きても、そういう思いは持つんではないですか。 これも読んでみてください。 これは有名な一説ですが、 

Aloha健:  「少にして学べば即ち壮にして為すことあり 壮にして学べば即ち老いて衰えず 老いて学べば即ち死して朽ちず」 ・・・これはたしか小泉さんが国会演説で引用していたな。 何歳になっても人は意欲を持って学ぶべきだということやな。 年をとっていったらますます時間がたつのを早く感じるんやろうから、ほんま計画的にいろいろやっていかんとな。

Y: 四十にして惑わずと言いますから、迷いなく頑張ってください。

Aloha健: うん、そやね。 迷いなく頑張るわ。 おっ、波がよさそうやな。 ほらっ、あの辺いい波がブレイクしてるやんか! 

Y: 迷いなくサーフィンに行くんですね。 それでは私は帰ります。 今日の対談はこの辺で・・・ 

Aloha健: うん。 ほな、波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわー! マハローさいならー! おっ、あっちも波が良さそうやな。 いや、でもあっちかな。 う〜ん。 近くで見てから決めよか。 あっ、でも上から見たほうが分かるかな、 あ!今の波よさそうや、やっぱあっちかな、でもこっちも捨てがたいな・・・・ 

Y: (・・・迷いっぱなしやんけ)