2013年4月30日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: GWに入りましたね。人々が新生活にも慣れ、気候も暖かくなってきて、活動的になってくる良い季節の到来です。 

Aloha健: ゴンザーレス! それにしてもY君はいつもいつも無難で1パターンな「挨拶っぽい挨拶」を好んでするけど、それ楽しいの?

Y:  (ゴンザーレスは挨拶ちゃうやろ) すみません。挨拶っぽい挨拶しかできなくて。

Aloha健: ゴンザーレス!まぁ「〜っぽい」というのが巷に溢れかえってるから言ってみただけや。「〜っぽい」っていう雰囲気を覆して全然違うことをしたら面白いやろうなぁと思うからな。

Y: はぁ、そうですか。例えば「〜っぽい」っていうのはどんなものがあるのですか?

  Aloha健:  最近気になるのは、クリエイティブっぽい企業の会議風景やな。 どういうのかというと、出席者は6人〜8人位で、男性も女性も洗練された、思い切りラフではないけど少しラフな服装をしている。そして首からネームプレートを吊り下げていて、机にはミネラルウォーターのペットボトルが人数分置かれている。「ざっくばらんにアイデアを出し合いましょ」「お互いが分かち合って、良いもの作りましょ」という自由なムードに必要以上に満ちていて、「ホント、単純なことで申し訳ないですけど・・・もっとインパクト、うーん、そうね、インパクト!もっとバーンとしたものが必要かと。漠然としていてスミマセン」とかいうホンマに漠然としすぎとるやんけ、という台詞が飛び交っていて、他の会議参加者はなぜか「そうですよね〜インパクトですよね〜」などと同調しているという風景が、なんとなくクリエイティブな会社の会議風景みたいなものに定着しているが、あれは実像なのか?「っぽい」フリを皆でしているんじゃないのか?とか思うわけよ。もしそのメンバーに、土建屋っぽい服装をしたガッツ石松っぽい人や、派手な格好をしたルー大柴っぽい人がいたら、なんかワクワクする会議だけど、全員「っぽさ」に同調しているようにしか見えない会議風景って最近よくあるよね。

Y: そう言われればそうですけど、どんな業種でもそういったカラーはあるんじゃないですか。

Aloha健: ゴンザーレス!!!俺はそういう「っぽい」雰囲気が充満しているのは好きじゃない! 

Y: (ゴンザーレスの脈絡がわからん)はぁ、そうですか。では塾っぽい雰囲気も好きではないのですね?

Aloha健: ノン、ゴンザーレス!!!!俺は塾っぽい雰囲気は大好きや。昔ながらの「合格」というハチマキを頭に巻いた熱心で厳しくて恐ろしい先生がいて、授業は緊迫していて私語なんか当然なく、生徒はがむしゃらに勉強する。いわゆる「楽しいこと」、例えば和気藹々とした雰囲気とか、先生となぁなぁになって喋るとかはなく、成績を上げるために塾に通うのだから、楽しさがあるとすれば勉強して賢くなっていく自分を楽しめるかどうかということだけや。そういった志で塾に通っている生徒で満ちていて、そのなかかから同志として友情や良きライバル関係が芽生えたりする。俺は講師として熱血さを表に出すことがなかなか性格上出来なくて自分の中で葛藤がいつもあるけど、そういう緊張感が保たれた塾っぽい雰囲気だけは絶対に譲れないことやと思ってるわ。ほな波が俺を呼んでるし、波乗り行ってくるわー マハローさいならー

Y: (自分も思い切り「っぽい」人間やんけ)