2012年7月30日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 最近本当に忙しいようですね。 

Aloha健: 当たり前や! 

Y: (何や、その返しは・・・)そうですか。忙しいのは当たり前なのですね。 

Aloha健: 暇ということは有り得ない。暇というのは何をもって「暇」と表現するかというのが人それぞれなのであって、首相から子どもまで、皆、やることだらけのはずや。悠々自適に働かずに暮らしているお金持ちだって、パーティやそれに着ていく服選びやケータリングの手配とかで忙しいはずやしな。

Y: (なんかよく分からん例えやな)まぁそうかもしれませんね。 

Aloha健: 「まぁ」じゃなく確実なことや。例えば「暇や、暇や」と言っている人は、「暇や、暇や」と言うことに忙しいわけや。人によって何が人を忙しくさせるかは千差万別やからな。

Y: (極論やん) では、健さんはどのように忙しいのですか? 

Aloha健: 系統的には皿回し系や。

Y: (なんの系統やねん) はぁ・・・

Aloha健: 皿回し系とは、大小さまざまな皿が常に回っていて、あれを少し回転させつつ、今はこれを回転させ、やっと1枚皿が減ったと思いきやいきなり3枚増える、みたいな感じや。だから常に今が勝負どころで、目の前の皿だけに集中して回すしかない。明日死ぬかもしらんしな。だから今出来ることをやるのみや。計画なんか立ててたら、その計画がうまくいかなかったときに絶望するやろ。だから目の前にあることだけを見て、皿を回すことに徹して、毎日落とさないように必死に皿を回し続けているわけや。

Y: 以前、「QOLが大事だ」と言っていたのと相反しませんか?QOLと言えば、人生がゆったり流れているようなイメージですが。 

Aloha健: いや、だから目の前のことだけを考えていると、QOLが保てることに気づいたんよ。人生がゆったり流れること=忙しくないというわけではない。先々のことを考えたり、今やりたいことを来るか分からない未来に後回しにしたり、そういうことをやめて目の前のことだけを考えるようにすると、どれだけ多忙でも生き急いでるという感じはなく、ゆったりとした多忙が実現するわけや。つまり人生には大きな流れと小さな流れがあって、大きな流れはゆったりしているけれど、小さな流れは皿回しで動いているということ。だから「やること」にも、こなしたら終了し消えることと、ずっと続いていくことがあるわけだけど、こなしたら終了することで頭をいっぱいにせずにそれは目の前のことだけを見て、本流がブレずにゆったりとしたままだったらいいんやと思うよ。それが幸せだとも思うしな。

Y: (なんや、その遠い目は・・・)  

Aloha健: ほな、波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわー マハローさいならー!  今日も俺ってほんまええこと言うなー!

Y: (最後の一言がいらん)