2012年12月30日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 今年最後の対談ですね。 今年を振り返ってどんな1年でしたか?

Aloha健:  ガシかった、の一言やわ。

Y: ガシかった、ってどういう意味ですか?

Aloha健: 忙しい=ガシい、で、その過去形や。ガシ過ぎて、「いそ」を言う時間がなくなって、省略するしかなくなったんよ。 

Y: (アホや) それが真実なら、すごい時間の節約方法ですね。

Aloha健: まぁそうやな。 どれだけ忙しいんかということがよく伝わるやろ。

Y: (よく分からんが) 新語や略語は便利と思って何も気にせず使えるものと、ゾゾ〜っとするものがありますね。 

Aloha健:  俺は「ガシい」以外にあんまり略語を使うタイプじゃないからよく分からんけど、どんなものはいけるの?ガシいは大丈夫なの?

Y: ガシいは略す意味はよく分かりませんが、まぁ大丈夫です。他に便利だと思って何も気にせず使えるものは、アラサーとか、イケメンとか、リア充とか、就活とか、計ド(計算ドリル)、シャー芯(シャープペンシルの芯)とかそういったものです。これらはもう日常語ですよね。人によっては「あんまり略してないやん」とムズムズするのかもしれませんが、私は大丈夫です。 カタカナ系では、コスパ(コストパフォーマンス)とか、アクセ(アクセサリー)とか、ファンデ(ファンデーション)も大丈夫ですし、「知ったか〜(知ったかぶり)」「置きっぱでさ(置きっ放しでさ)」みたいな話し言葉も割と受け入れられます。 ただし「半端じゃない」→「半端ねぇ」→「ぱねぇ」は無理ですが。 挨拶系の「あけおめ、ことよろ」「メリクリ」なども、抵抗がないですね。 また、メルアドはメアドになりましたし、スノボはボードになりました。略語が変わるというような変化にもついていけます。

Aloha健: ほぅ。俺も自分は使わないけど、人が使っていても何も思わないね。  

Y: そうですよね。 先ほど挙げたものは、単なる省略だったり、それが新しい言葉のようになったものです。 ところがそういった新語や自虐的なものはいいのですが、自己愛に偏っているものはムズムズします。 

Aloha健: 例えば?

Y:  「俺、育メンだからさ〜(育児に協力的な男性)」「ヘビロテできるフワゆる愛されコーデ(着まわしがきく可愛いコーディネート)」「ホムパ(ホームパーティ)するから来ない?」など。 またタイトルなどで「恋空」とか「ナツ恋」のような「の」の省略、十代に受けそうな歌の歌詞の「チカラ」や「キズナ」などのカタカナ表記、Dreamscometrueの人達がTVで自分達のことを「ドリ」と言ったりとかも、ゾゾゾ〜としてしまいます。他には・・・

Aloha健: ツーパンスーツや!!! ふぅ、スッキリした! 俺も何か気になった略語ないかな、と今ずっと考えてたんだけど、大手紳士服屋でブレザー1つにパンツ2本のセットのことを「ツーパンスーツ」って書いてたのを見たとき、「ツーパンツスーツでいいやん」って思ったんやったわ!! 思い出してスッキリや! ほな波が俺を呼んでるし、波乗り行ってくるわー マハならー!

Y: ・・・今年はガシくていい年でした。 ガシさはまだ続きますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。