2019年12月30日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: もうすぐ2020年になりますねー。1989年11月公開の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」は、2015年の「未来」を描いていましたが、未来が今となった状態で観てみると、あたりも外れもあったという感じです。しかし総じて時代の変化というのはスピードアップしている気がします。

Aloha健: AI時代になって、教育現場も変わったな。

Y: そうですね。私が中学生のときは、塾の先生は宿題の精度が甘かった生徒に、新聞紙を丸めて固くした棒で、まるで僧侶が座禅をする人を見て回り怠けている人を見つけると肩をパシンと叩くように、頭を叩かれたものです。でも、先生の情熱や、夜なべして手書きで書かれた解説プリント、たまに生徒の前で涙を流しながら応援してくれる姿を見て、「先生のためにも頑張ろう」と思ったものでした。そういう熱血、スポ根、のような塾はもう今はないかもしれません。

Aloha健: 今は塾ではなく公教育で、県によってはAIが導入されていて、各生徒の学習到達度を管理している。AIが苦手分野を把握したうえで、その克服のために個々に対策プリントを出してくれる時代や。格安で勉強できるアプリがあったり、Youtubeで無料の学習動画があったりする。

Y: 塾の在り方も変化が必要ということですね。

Aloha健: そうや。俺は、塾は先生が授業をする場から、個々が必要に応じて学ぶ場「ジュク」に変わっていってると思ってる。便宜的に「ジュク」と表現するけど、現にうちの塾もジュクのような感じになりつつある。ジュクとは勉強・受験・学習コンシェルジュのような存在で、ペースメーカー的存在でもある。また、これがいいよ、これ見てみたら?など提案して、その生徒に適した情報を渡す存在や。情報が多いから、正しい道を示さないと力が付く前に受験が終わってしまう。その情報をつかって勉強を進める上での質問に答え、つまずきを分かち合う伴走者のような役割が令和時代のジュクや。

Y: 多くの情報があふれるからこそ、逆に、情報を選別するにも時間がかかるし、無駄に引っ掛かるケースも多くなりそうですしね。「どれがいい、あれがいい」などネットで検索したり、試行錯誤する時間は受験生には勿体ないです。

Aloha健: だから俺もいろいろ視野を広げて、令和時代の塾・ジュクとして、新しいものも古いものも目を向けていこうと思う。要は塾も分業の時代ということや。授業が上手な林先生のようなカリスマ講師はごく僅かしかいない。だからそういう授業はリアルタイム配信とかで利用し、身近なジュクの先生に質問するんや。ほな今日も波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわー マハローさいならー!

Y: 今年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。