2023年12月30日の対談



Y: 健さん、こんにちは。 

Aloha健:  Aloha!

Y: 2023年も末になりました。今日は浅田次郎さんの「母の待つ里」を取り上げたいと思います。

Aloha健: 浅田次郎さんの代表作はなんやろうね。たくさんありすぎて選べないか。 

Y: 「活動寫眞の女」(京都大学に通う主人公が絶世の美女を好きになるが実は彼女は幽霊)、「鉄道員ぽっぽや」(映画化もされた作品。娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、駅に立ち続けた駅長に訪れた奇跡)「天国までの百マイル」(事業に失敗し妻子と別れ家庭も失った40歳の男が心臓病を患う老母の命を救うため、天才外科医のいる病院を目指した旅に出る話)「地下鉄に乗って」(永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前。家族と暮らした懐かしい風景が広がる街中で、兄の姿を見つけて運命を変えようとする話)などが有名どころですかね。

Aloha健: 「青い火花」は麻布中学の入試問題で使われているね。 

Y: そうですね。「母の待つ里」は、母親も故郷も架空なのに、そこに帰省する都会人の話です。母との時間は高級カード保持者が使える架空体験サービスです。登場人物はそれを理解しながら、故郷を求めます。

Aloha健: ほぉ。設定が面白いね。

  Y: このサービスが成り立つ背景として、「母親」はどんな状態の子どもでも、何年ぶりであっても、子どもを温かく迎えてくれるものなのでしょう。わたしはもう母がいませんが、母に会いたくなる話でした。 

Aloha健: SNSで人と繋がり、たくさんコミュニティに属して人の輪が広がる時代。 これからは唯一無二の故郷や、その象徴の「母親」の価値が上がっていくね。こういう体験サービスは実際に需要があるのかも。とりあえず母親に電話して感謝をしておくわ!ほな今日も波が俺を呼んでるし波乗り行ってくるわー マハローさいならー!

Y: 今年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。