2013/08/18 第13回野外学習
四万十市が国内観測史上最高気温を記録し、日本一暑い街となった数日後、第十三回てらしん野外学習が行われました。
今回の野外学習は海水浴&BBQです。いつか全員参加でできたらいいなと思っています。
当日は今までの野外学習のなかでも1番の高波でした。ホイッスルが鳴ったら全員集合、複数で行動することだけ伝え、いざ入水!
左の写真はM君(小6)とT君(小4)です。M君は前日に川でケガをしたにも関わらず、元気に海に入っていました。T君は「自分の命は自分で守る」と、足がつかない場所で波をかぶりまくりながらも、浮き輪類なしに遠泳していました。中央の写真はHちゃん(中3)T君(中3)Mちゃん(小5)です。Hちゃんはお姉さん役でMちゃんと共に海で行動し、波が来ると身を自然に任せ投じるという遊びをしていました。そして繰り返すうちに、波の中を潜り抜けるという技を身に付けていました。T君は車中で、最近読んだ本のなかから、社会(大人)が結果的に進めてしまっている未成年への害という内容を説明してくれました。それは本文を丸暗記しているかのような理路整然とした詳細な説明でした。右の写真はM君(小5)です。持ってきていた本格的なボディボードを誰にでも貸してくれ、年上にも年下にも気さくに接し、とても優しかったです。
左の写真はT君(小3)とG君(小3)です。2人はどうやらあらゆる面においてライバル関係にある良き友のようです。2人の会話に耳を傾けてみました。すると話題は意外にも近くの二十歳ぐらいのカップル。カップルの男女がビーチボールを蹴りあっているのを見て「あーいうの、羨ましいんじゃない?」と話していました。小3でありながら、大人さながらの会話です。T君は波乗りセンスが非常によく、G君はティッシュで丸めた球をストレートに投げるのが上手でした。
海は個々それぞれが、波に夢中になり(子どもでも更に)童心に返るような場所です。K君(小4)はスープの波をボディボードで乗っては繰り返し、Y君(中1)はなるべく沖から波に乗ることに没頭していました。
現地に着き、火をつける役はいつものようにS君(中2)。積極的に火おこしに協力しない他の子の姿勢や、女子がお菓子とお茶を持って日陰に移動し「お茶会」をしていることにブーブー言いながらも、日光が照りつけるなか内輪を扇ぎ続けてくれました。Y君(中1)は軽めに内輪を扇ぎ協力、R君(小6)は或る程度火がつきそうになってから「今からは協力しよっかな、手柄を分けてもらうために」と要領のよさを発揮していました。
左の写真はお茶会後、食べ物が焼きあがるまでの昼寝をしているNちゃん(小6)Mちゃん(小5)Mちゃん(小5)の3人トリオです。炎天下労働中の男子に目もくれません。右の写真は、その後、火がつき食べ物が焼きあがると、お皿にごっそり取って日陰に移動し「女子会」をしている3人です。小5Mちゃん2人も、野菜やお肉をバランスよくビュッフェ感覚で取りに来て女子会場所に持ち帰り、ペチャクチャ話をしています。この「男が働き女は楽をする」というのは野外学習の慣わしになっているようです・・・。
いよいよスイカ割りです。Nちゃん、R君、T君が挑戦することになりました。男子は男子の味方をし嘘はつかない、と結託していたようです。しかし誰もかもが「右、右」「左!」など叫んでいるので、挑戦者にとってはどこから声が届いているか分からず無駄です(笑)
左の写真はR君が酔っ払いのおじいさんのような足取りになっているところです(笑)笑いを誘っていました。右の写真は上記の「誰がどちらの方向から叫んでいるか分からない」といったことを回避するため、K君が草を準備し、手に持ち誘導しようとしています。その後、T君もスイカ割りに挑戦し、結果はR君が割ることになりました。
割れたスイカを食べ、崖の方向に種飛ばしをしている姿です。子ども達は、どうもこういったことに夢中になりますね。スイカを味わうのではなく、種を飛ばすためにスイカを食べているようなものです。
そのあと塾にて解散。いつもは教室で勉強をしている仲間ですが、教室の外で会うと、また違う一面を見ることができます。非常に楽しいひとときでした。次回は来年3月頃に行う予定です。