2015/3/22 第15回野外学習

春霞たなびく四万十川の畔、幡多青少年の家にて、第十五回てらしん野外学習が行われました。今回の野外学習はスナッグゴルフ&野外炊飯です。いつか全員参加でできたらいいなと思っています。

行きのバスのなかで、全員が自己紹介をしました。最初は先生からです。先生は盛り上げようと思い「今日はミスターオカケンと呼んで下さい!」と張り切って言ってしまったので、この後は子ども達に「ミスターオカケン」と呼ばれていました。そして「ミスターオカケン」が浸透した頃、突然変異で「ミスオカケン」と敬称が女性になってしまい、謂れのないオカマ疑惑をかけられていました。自己紹介ではY君(中3)が立派な挨拶をして場を沸かせていました。バスのなかではMちゃん(新中1)とFちゃん(新小6)にカメラを奪われていたのですが、T君とG君(共に新小5)がイチャイチャしている決定的瞬間を押さえてくれました。(写真・右)

さて、スナッグゴルフの始まりです。スナッグゴルフとはルールもわかりやすく屋内屋外で老若男女が楽しめるゴルフということですが、確かにボールを転がすのではなく飛ばすので爽快感があり、本物のゴルフに近いと感じました。
4チームに分かれてラウンドしていきます。まずは主に小学生の男子で構成された「デラックスボンバーズ」。ゴルフにはパットの慎重さが要りますが、ボンバーズには無縁のことでした・・・。2つ目の「ヤブ医者」チームは、少々空振りが目立ちましたが、全体的によく飛ばすチームでした。ゴルフには頭が必要と言われますが、まさに頭脳と運動神経のバランスがよかったのが3つ目の「二代目さとしーず」チームです。T君とK君(新中1)は「ゴルフにはまったかも」と言っていました。4つ目の「レディース」チームは、効率よく順番に打っていき、回転の速いチームで前のチームに追いつきました。Hちゃん(新小5)はパープレイも多く、1打を大切に、緊張しながら打っていたのが印象的です。

指導員の方の話を聞き、役割分担をして、カレー作りがスタート!
野菜を切るのは主に女子で、Aちゃん(新小6)は火が通りやすいように細かく丁寧に切っていました。火をおこす作業ではM君(新中2)が最前線に立って取り仕切っており、公家のような優しい顔と男らしさのギャップが際立つ一方、共に火を担当していたJ君(新中2)はタオルで顔の半分以上を塞いでいたため、完全に怪しい人になっており、からかわれていました(笑)

左の写真はカレー作りの第一班。カレー作りも炊飯も1番上手くできた班でした。T君(新小6)は薪をとりにメンバーを走らせたり、「早く!早く!」と声がけをしたりして、自分は動かず采配を振っていました(笑)右の写真の第二班は、野菜が若干溶けていましたが、概ね上手に作ることができました。T君(新小5)は被写体になるのが上手いです。実はMちゃん(新中1)の横に、眼鏡と前髪だけ写っている怪しい女子がいます・・・。

左の写真は先ほどの怪しい女子が後ろで走っていたり、違う班のK君(新小6)がメンバーのような笑顔で写っていたりしますが、カレー作り第三班です。藩を垂れるべき中高生で編成された班ですが、アクシデントが重なり、ご飯は黒コゲが多く、カレーは煮込みが不十分な上に量が少なく、大幅に遅れをとり他の班を待たせるという三重苦でした。皆がやめたほうがいいというなか、R君(新高1)は半ば焦げかけのご飯と、ご飯との分量比が悲しい少な目のルーでライスカレーを味わっていました。
食べ終わると、後片付けです。ご存知の人も多いかと思いますが、幡多青少年の家では指導員の方による伝統の超厳しい洗い物チェックがあり、皆本気で食器を磨きにかかります。K君(新高1)は過去に、何度もやり直しを喰らったという泣きそうな話を聞かせてくれました。Y君(新小6)は皆が使ったお茶のサーバーを洗ってくれていました。

左の写真は15分以上しゃもじの汚れ落としに格闘したS君(新高1)です。しゃもじを見つめています(笑)しゃもじとの忘れることのない思い出が出来ました。右の写真は食事後にケイドロをした際の、走るミスオカケン、もといミスターオカケンです。
帰りのバスでは最後尾に座っていたやんちゃ坊主4人衆Y君とK君(共に新小6)とT君とG君(共に新小5)が、後続車のドライバーへ皆で一斉に手を振り隠れる、ということを繰り返し笑い転げていました。何が面白いのか全く理解できませんでしたが、本気で笑っているので、なんとなく周りにも笑顔が伝染っていきました。また別の場所では車好きのK君(新中1)が通る車を見ながら、「シルビアのS・△●※□型」やら「RXの■※▲□が・・・」など、非常に専門性が高い発言をしていて聞き取れませんでした。また別の場所では、S君(新高1)が小学生の女子達にいじられていました。これは昔から変わらない光景です。

そのあと塾にて解散。いつもは教室で勉強をしている仲間ですが、学習以外で交流すると、また違う一面を見ることができます。非常に楽しいひとときでした。次回は夏頃に行う予定です。