2013/03/25 第12回野外学習 

桜舞い散る吹き止まぬ風のなか、第十二回てらしん野外学習が行われました。
今回の野外学習はパークゴルフ&BBQです。
いつか全員参加でできたらいいなと思っています

パークゴルフ・てらしん杯の始まりです。2チームに分かれ、1ラウンド目は個人戦です。
精神力7割技術3割といわれるゴルフです。それぞれの性格が出ていました。まずはチーム「さとし〜ず」のメンバー紹介!右写真のSくん(中1)はティショットに慎重です。大きく賭けに出たりしません。Sくん(小6)は強く打って外すより、短めにまっすぐ打つという着実な戦略に見えました。Rくん(小6)は野生の勘で計算なく進んでいくタイプです。Hちゃん(小2)は最年少女子でありながら運動神経のよさを発揮し、クラブを器用に扱っていました。
次にチーム「ラビッツ」のメンバーです。Rくん(小5)は他の人の成績と自分の打数を常に比較検討し、スコア管理を大事にしていました。Rくん(小4)はゴルフをするおじいちゃんの血を引いているはずだと肝に銘じ、パーを取ったときには「おじいちゃん、ありがとう」と言っていました。(笑)Nちゃん(小5)は終盤うまくなっていき、敵は過去の自分であるかのように「どんどん上達している」と自らの進歩を確認していくタイプでした。Mちゃん(小4)は打ちにくい場所からのショットや苦境の時も、自暴自棄にならずやり抜く姿勢を持っていました。
個人戦の結果は、1位・先生(男)48、2位・先生(女)51、3位・Rくん(小6) Rくん(小4)が53、5位がSくん(小6)59、以下、Rくん(小6)60、Sくん(中1)61、Mちゃん(小4)71、Hちゃん(小2)73、Nちゃん(小5)79でした。先生も負けず嫌いで参加しているのを見て「卓球の時とかボディボードの時とか、いつも先生は大人のくせに少年になるよね」とSくんに指摘されていました。

左写真はチーム「ラビッツ」、右写真はチーム「さとし〜ず」
次は「ラビッツ」対「さとし〜ず」の団体戦です。チームで1つのボールを使い、各グループのメンバーは打順を決めて交互に打っていきます。
チーム「さとし〜ず」のメンバーは個人主義者が多く、他プレーヤーに呪いをかけたり、勝ち負けにこだわるタイプが集まっていました。一方、チーム「ラビッツ」はホール毎に全員のスコアを几帳面に紙に記録し、他プレーヤーのミスを喜ぶなどといったことがない協調性を持っていました。
団体戦は最初、チーム「さとし〜ず」がリードしました。しかしチーム「ラビッツ」の結束力は固く、自分の打つ番がまわってくると「他のメンバーの足を引っ張らないように」と意識して一打一打集中していました。個人戦の時とは違い、格段にミスショットが減り、ジワジワ追い上げ、チーム「ラビッツ」が最終的に勝ちました。
個人主義vsチームワーク、のような試合は非常に興味深いものでした。

お腹も空きました。いよいよBBQです。
セルフ方式のBBQで、皆がそれぞれ自分の食べるものを管理しています。いつも男子が重労働のBBQですが、今回は女子のNちゃんも手伝ってくれ、和気藹々と楽しみました。男子達は食べながら、どういう経緯か分かりませんが、マリオの話で盛り上がっていました。「マリオはレンガを頭で叩いて痛くないのか」「マリオの赤い帽子はレンガをたたいた結果の血の色だ」「じゃあルイージの緑色の帽子の色の説明はどうできるか」「ピーチ姫とクッパが実は仲間という可能性」「ヨッシーのカラーバリエーションについて」等々。創造性豊かな面白い議論でした。
 
お腹を満たした後は、砂浜で遊びます。
海に打ち上げられたガラクタをせっせと運び、各自、思い思いの橋を造るための道具集めをしています。 
 
「橋を造る」ということにあたって、まずは平らであり、長く、そして頑強なものを敷いていきます。そして見た目も「橋っぽい」ものを造るため、協力して作業を進めています。
そのようななかSくん(小6)は「渡れない橋」を1人コツコツと造っていました。アップダウンがあり、竹などでできた橋で、様子を見に来たSくん(中1)に「渡れるものなら渡ってみたら?」と挑戦的な発言をしていました。
三種三様の橋ができました。子どもは無から、遊びを発見する天才ですね。そのあと塾にて解散。

いつもは教室で勉強をしている仲間ですが、教室の外で会うと、また違う一面を見ることができます。
非常に楽しいひとときでした。次回は夏頃に行う予定です。